サッカー留学ファシリテーターとして、自身の道を志した際に、1番自分が気にしたこと、そして周りからも聞かれたことは、『それって儲かるの?』ということでした。

それについて今日ある方と話した内容についてまとめます


夢を追いかけることとお金を稼ぐことは両立できない?




例えば役者として仕事をしていくと志したとして、一人前になるための方法として1番はじめに思い浮かぶのは劇団に所属することだと思います。
ただし、劇団員として生活をするだけの稼ぎを作れるというのは、劇団四季など一部の有名な劇団に限られるでしょう。

僕の友人にも劇団に所属している人はいますが、劇団からの収入はほぼ皆無で、収入は無いどころか、自分から劇団に費用を負担しているとも聞きます。

もちろんそこで結果を出し続ければ、テレビや映画などに起用してもらえるチャンスもあるのでしょうが、そのチャンスを待つ間の給与は別に稼ぐ必要があります。


そーすると、今度は日々の稼ぎを増やすことに終始することとなり、演技力を磨いたりや世界観を広げるための時間を見出しにくくなる。

この辺のバランス感覚はすごく難しい。
本来自分の好きなことに打ち込むために仕事を辞めたのに、好きなことに打ち込むための収入を得ることに今度は必死にならなけらばいけないなんて、仕事を辞めてみるまで気づかなかったりするのです。




サッカーを仕事にすることは儲からないの??



では、僕が志したサッカー関係って儲かるんでしょうか?
答えはサッカーに限らず、日本のスポーツ産業は基本的に儲かりにくいシステムなんです。


日本にはスポーツが文化として根付いているとは言いにくく、特に元スポーツ選手が事業などに成功して儲けていることが世間からは否定されるような風土もあります。


僕はこの社会の雰囲気が変わらない限り、日本でスポーツ産業が一定の収入を得るのは難しいような気もしています。


本来、学生時代に誰よりも努力した人がスポーツ選手としてのキャリアを手に入れるはずなのに、そこに対するリスペクトがあまりにも少ないんではないでしょうか?

また、選手にスポットライトがあたるあまり、それに付随する職業、例えばコーチやトレーナー、用具係やグランドキーパーなどの職業的な位置も、欧州や南米に比べてかなり低いと思います。



では、日本でスポーツ産業に関わる人間は、儲からないことを覚悟した上でその世界に飛び込まなければいけないのでしょうか?




どの世界にも、産業として成り立つからには稼ぐ方法はあるはず。




ただ、ヨーロッパや南米では、スポーツは一大産業として成り得ています。
日本だけそうならないなんて、そんなはずはありません。


要は、いかにその限られたと考えている世界で、お金を生み出すのかを考え続けることです。

今日サッカー好きな起業家の方とお話をする機会がありまして、その際に現在苦しいと言われる日本のクラブ経営は本当に苦しいのか?
という話題になりました。

その時に彼が話していたのは、プロサッカー選手というリソース、プロクラブという経営規模、地域に対する知名度と応援してくれる固定客の存在、これだけの素材がクラブにはあるのに、経営が苦しいなんてあり得ないということでした。

いち経営者としてサッカークラブの現状を考えた際には、できることなんて山ほど出てくるはず。
そこを常に考え続けていけるかは、これからのクラブを存続させていくために求められることなのでしょう。
そこにはクラブにどれだけの愛情を注ぐのかとはまた別方向のベクトルが必要だと思います。


僕自身サッカーという世界で一定の収入をしっかりと得ること、そこから自分が本当にやりたいことで勝負する事は、諦めずに考え続けていきたいと思います。